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アーティストスポットライト: 関谷幸汰

By Angelyn Labadan

翻訳者:関谷幸汰


1. 自己紹介お願いします。

初めまして!僕の名前は関谷幸汰です。東京生まれ東京育ちの日本人で、テンプル大学ジャパンキャンパスで芸術学部を専攻しています。高校まではずっと日本にいましたが、高校卒業後はカナダのアルバータ州にある小さな町のコミュニティカレッジで2年ほど勉強をし、2018年にテンプルに編入してきました。






2. どのような作品を制作していますか?



自分は写真家で、主にストリートフォトグラファーをしています。東京の街を歩き回って街中にある面白い形や線を探しています。


普段写真を撮るときは、なるべくたくさんの人が写真の中に入らないようにしています。


そうすることによって、忙しい東京の姿と自分の写真の持つ空白感のコントラストを作れるように普段作品作りに励んでいます。



ストリート以外にも、抽象写真やポートレートにも取り組んでいます。







3. ものをつくるようになったきっかけは?


正直なところ、テンプルに来るまではアートに触れることは全くありませんでした。


ただ、高校時代に父親の持っていた古いフィルムカメラを試しに使ってみたのが写真との出会いです。


自分は絵とか描くことが全くもって得意では無かった(今も得意じゃ無い)のでカメラとの出会いがこんな自分でも写真を使って自己表現ができるのか、と気付かせてくれました。



高校卒業前に富士フィルムのX100Fという小さいデジカメを買ったのがストリートフォトグラフィーの世界への入り口となりました。



4. あなたのアートのテーマはなんですか?


難しい質問ですね。。。一ついつも心がけている事はあまり考えすぎない事です。自分自身が完璧主義者で、それがいつも新発見の邪魔になってました。そこで気付いたんです。構図、露出や他の技術的な事ばかり考えすぎてることで自分の思い描いてる結果が得られないと。


例えば、自撮りする時にフィルターを使い過ぎて自分の顔が全然違うものになっちゃう、みたいな感じですかね。考える事を減らす事で、自分自身になれて、自分の写真の世界を作り出せる、と思っています。


5. どのように制作していますか?


事前に全てをプランして、みたいなタイプの人間では無いのでいつもしてる事はとりあえずカメラを持って、外出して、撮るという事です。自分は飽き性なので自分自身にあまり時間をかけるなよ、と言い聞かせてます。


でも、”良い一枚が撮れた!”っていう気持ちになるまでは結局いつもずっと撮り続けちゃうんですよね。





6. あなたに長年影響を与えているものはありますか?


好きな写真家はもちろんいます。でも一番の影響になるのはクラスメイトですね。自分のアートに情熱的な人たちと一緒にいる事が、芸術家として学び、そして成長できる機会だと思ってます。



7. あなたの作品から鑑賞者にどのような影響を与えたいですか?

時として、ストリートフォトグラフィーってジャーナリズム写真と関連づけられると思っているんです。実際にストリート写真もジャーナリズム写真も決定的瞬間を撮ることっていう習性があるじゃないですか。


でも自分は既に存在してる空間に新しい空間を作り出すということをしています。東京ていう自分が住んでる街なので何も特別感が無い、でも自分の写真を通して何か新鮮で面白い、かつ誰も見出せない様な東京の形を写真を見てくれる人には伝えられればいいなと思っています。


言い換えると、自分の写真を通して伝えたいメッセージは、日常的で普段気にしない物こそ、実際に自分たちが価値のある物だと思う物よりも価値がある、ということです。






8. アーティストにとっての成功とは、何んだと思いますか?


お金が成功の印のビジネスの世界と違って、アートにおける成功はとても主観的な物だと思います。実際、自分自身もアートの成功とは何かまだクリアには分かりません。でも一つ確信してるのは成功してる芸術家は自分自身をよく分かってると思います。


先ほど書いた通り、アートとは自己表現なので、”自分”を知るということ、そして自分自身を象徴する作品を作るという事が芸術的成功への鍵だと思います。しかし、今日の近代化されたデジタル世界では、インスタグラムなどのSNSの影響もあり、そのような自己表現性の高い作品を作ることはかなり大変だと思います。


9. 将来のプランはありますか?


来年の春卒業予定で、そのあとはフリーランスとして働くことです。もちろん写真はずっと撮り続けます!


10. あなたの最近のお気に入りの作品について語り合いましょう!

春学期の写真のクラスでは、ストリートフォトグラフィーをお休みして、抽象写真に取り組んで、”有意義な無意味” (英語ではmeaningfully meaningless)というプロジェクトをしました。一見、空と建物の写真の集まりにしか見えませんが、それでいいんです。プロジェクトに取り組む過程でこのテーマを発展させていましたが、キーポイントはこの、”意味の意味ってなんだろう”という質問にあります。






多くの人は良い写真を決めるときに、その写真のストーリー性、文脈やその意味についつい注目しがちです。”その写真であなたが伝えたいことは?”と聞く人もいると思います。そういった要素も大切なのはもちろんですが、自分はそれにとらわれすぎてると思い、逆にそれに刃向かってみようと思いました。


なのでこのプロジェクトは意味を無視した、でも意味が無いことがそれの意味というものになりました。いつもストリート写真を撮っていたのでこの経験はとても難しく、でもスリリングなものでした。このプロジェクトはしばらく続けながら、新しいことにも挑戦したいと思っています。


関谷幸汰さんの作品がみれるURLはこちら

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関谷幸汰さん、インタビューさせていただきありがとうございます!

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